Photoshop Style

Photoshopスタイル機能の一例。

いずれも左のシェイプが元であり、スタイル一つで右のようになる。キーはベベル・エンボスとパターンオーバーレイだろうか。特にパターンは元グラフィックを全く違ったものに変貌させる。
本記事ではPhotoshopのスタイル機能について軽く述べる。持っていない人は買いましょう。

ドロップシャドウ

影を付けたい時に。また、距離を0にすれば後述する光彩と同じような使い方が出来る。光彩より外側に描かれるため色を使い分ければ不思議な効果が生まれる。

シャドウ(内側)

向こう側に凹むような表現が可能となる。ボタンの印字等に。

光彩(外側)

外側にぼかしの効いた色が付く。ぼかさないことも出来る。お手軽に光らせたり枠を付けることが出来るが、色の変化はあまり得意ではない。境界線と上手く使い分けるべし。

光彩(内側)

内側に光彩の色が付く。シェイプ全体に色が塗られる。面積の広いシェイプだと特に有効。光彩(外側)と同じ色にすると、境界線がぼける。

ベベルとエンボス

立体感を付ける。内側を立体にするか、外側に立体っぽい枠を付けることも出来る。深さを1000%に近づけると角がとがっていく。テクニックをシゼルハードにしても尖るが、こちらは輪郭線のぶれを忠実に立体感に反映してくれる。
角度と高度を変えるだけで全く違った効果になる他、輪郭の形状も大きく見た目を左右する。

  • 輪郭

良く分からないが、輪郭がより強調されるらしい。

  • テクスチャ

テクスチャの陰翳の形にエンボスが働くようになる。

サテン

真ん中に影をつける。輪郭だけが影の対象外となるため、輪郭だけ光った暗い絵を作りたい時に重宝する。また、色を黒から変更させるとその色にうっすらと染まって良い効果になる。

カラーオーバーレイ

シェイプを一色で塗る。元のシェイプが何色でも統一したい場合に有効。

グラデーションオーバーレイ

シェイプをグラデーションで塗る。多用する。グラデーションの形や位置を変えることが出来る(位置は、直接ウィンドウ内のシェイプをドラッグすると変えられたりする)。スタイル:角度はグラデーション色の端と端を同じ色にして使う。

パターンオーバーレイ

パターンでシェイプを塗る。パターンはPhotoshopフォルダ内にあり、任意に増やすことが出来る。パターンの大きさを変更可能。
尚、パターン・グラデーション・カラーは左から順番に適用される。カラーの描画モードが通常だとパターンは描画されないが、カラーの描画モードが乗算だとパターンの上に乗算で色が載せられる。

境界線

シェイプに枠を付ける。太さを自由に指定可能。文字や、様々なシェイプに使うことが出来る。
また、枠の色は単色の他にグラデーション・パターンを使うことが出来る。上から下にかけて枠だけ違う色、という文字はこれで簡単に作れる。
ちなみに光彩(外側)より上のレイヤーに描かれるため、両方を有効にすると光彩を少し広めにしないと見えない場合がある。

まとめ

簡単にざっと説明したが如何だっただろうか。スタイルは上手く組み合わせればワンタッチでプロ顔負けのグラフィックが作れるので是非とも応用していきたい。また、素材としてパターンを配布している所もあるのでチェックしてみると良いと思う。